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生命保険で資産形成

3月のつきいちセミナー 〈まとめ①〉

まとめ①では、生命保険についてのおはなしです。

生命保険の基本型

まず、生命保険には3つの基本型があります。

①定期保険
②養老保険
③終身保険

以上の型についてみていきましょう。

①定期保険

定期保険は、一定期間の死亡・高度障害保障を目的としています。
保険期間が定まっているので、比較的保険料を低く抑えられます。
そのため、掛け捨て保険というイメージがありますが、保険期間途中で
解約した場合でも『解約返戻金』が受け取れます。
保険商品により違いがありますので、約款等でご確認ください。

安い保険料で高額の保障が得られるところが、定期保険のメリットといえるでしょう。

②養老保険

養老保険は、保険期間満了時の満期保険金の受け取りと保険期間中の死亡・高度障害保障を目的としています。
ご契約からの経過期間によって、払込保険料累計額が保険金額を上回ります。
また、満期時には払込保険料累計額が満期保険金額を上回ります。
実際に受け取れる死亡・高度障害保険金や満期保険金はご加入時期や、保険商品によって違いますので、
約款等でご確認ください。

満期保険金として受け取る時期や金額を設定できるので、計画的に貯蓄ができるというのがメリットと言えますが、
貯蓄と保障を備えているので、比較的高い保険料の設定となります。

③終身保険

生涯の死亡・高度障害保障を目的としたものです。
積み立て部分のあるタイプであれば、解約返戻金が増加するものもあります。
契約からの経過期間によっては、払込保険料累計額が保険金額を上回ります。

保険料を払い込んでしまえば、生涯の死亡保障として残しておけたり、老後の資金として
必要な時に解約返戻金として受け取ったりと、利用範囲の広いところがメリットでしょう。

生命保険のしくみ

生命保険は「もしも」のために備えるものです。この「もしも」は、誰にでも訪れます。
いつ起きるかわからないので、生命保険はいつ起こってもいいようなしくみになっています。
しくみについてみてみましょう。

預貯金は三角、保険は四角

まずは、預貯金としてお金だけを残していった場合に「もしも」が起こったら
「もしも」が起こったときまでの預貯金額しかありません。
例えば、毎年20万円を預貯金として残したとしましょう。そして、5年後に「もしも」が起こったときに
どのくらい残せているでしょうか。

20万円 × 5年 = 約100万円 (利息については考えないものとして)

約100万円が使えるお金として残ります。
それでは、保険はどうでしょうか。

保険の加入に際しては、被保険者の状態により一律ではありません。
一例として
《30歳男性 健康状態 良好 保険期間10年 
 月払い保険料 約1,800円 死亡・高度障害保険金 1,000万円》という設定で考えてみましょう。
☆保険加入から5年後に亡くなられた場合

1,800円×12か月=21,600円 × 5年 = 108,000円(払込保険料) 

108,000円の払込保険料で1,000万円の保険金が受け取れることになります。

「もしも」なので起こるか起こらないかはわかりませんが、備えは大きな安心となるでしょう。

預貯金の一部を保険料へ回すことで、5年後に「もしも」が起きた時には
(1,800円/月×12ヶ月=21,600円/年 を保険料として充当した場合)
預貯金として、174,800円(200,000万円-21,600円)×5年=892,000円
保険金として、1,000万円 受取となります。

5年後に、預貯金しかないということであれば、「もしも」が無かったことを喜び、感謝しましょう!!




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